<LLCとは何か>
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新しい会社法では、「有限会社」は廃止され設立できなくなりましたが、「LLC(合同会社)」という新しい組織がつくれるようになりました。
LLCとは、Limited Liability Company の略で、正式には「合同会社」といいます。
<LLCの特徴>
①人(個人の能力)を中心とした会社
今までのビジネスではまず大きな資本や物(設備)などがあり、初めて利益が生み出されるというスタイルが中心でした。株式会社がその代表で、まず、お金を資本家から集め、それにより設備を充実させてそれを動かす(使う)ことによって利益を生み出すというものです。
しかし、最近はコンサルティングやネット事業など最初に大きな資本がなくてもはじめられる事業スタイルが増えています。
個人のスキル・ノウハウ・信頼などがあればビジネスが成立するのです。
LLCというのは、人的会社と呼ばれ「人」を主体に考える会社です。LLCは個人のスキル・ノウハウ・アイデアが会社の財産や経営資源になるのです。
LLCは、大きな資本を必要としない、個人のスキル・ノウハウ・だけでビジネスが成立するスタイルに向いているのが大きな特徴の一つです。
②出資者が経営する会社【出資者=経営者】
LLCでは、原則として出資者と経営者が明確に別れることはありません。つまり、出資した人が経営者となります。
③有限責任
LLCは、出資と経営が一致していますが、出資した分だけの責任を負えばよいという「有限責任」になっています。
④最低出資者数1人
LLCは、社員1人だけでの設立が可能です。
⑤出資金額に制限なし
⑥利益配分が自由に定められる
利益配分も社員全員の意思決定で決めることができます。出資比率に関係なく利益を分けることができます。
⑦定款の認証が不要
LLCの場合、定款の認証は必要ありません。株式会社に比べ設立コストが安くなります。
<LLCのメリット・デメリット>
●メリット
①「法人」という信用
「法人」ということで、個人事業よりも信用度が高いといわれます。また融資では法人であることを理由に融資を受けることができたり、借りられる額も個人よりも多いことがあります。
②自由な機関設計
LLCでは、会社の内部組織を自由に定めることができます。会社組織をシンプルにすれば会社の意思決定のスピードは速くなりますし、また、運営コストも早くなります。
利益の配分も自由なのでその柔軟性も大きなメリットといえます。
③有限責任 ― 出資した分の責任を負えばよい
④株式会社への組織変更が可能
まず、LLCでビジネスをスタートさせ、事業が一定規模に達してから株式会社に移行するという選択もできます。
●デメリット
①利益の分配をめぐって争いが生じる可能性がある
LLCでは、利益の配分を出資額とは関係なく自由に定めることができるがゆえに社員同士の対立を招く可能性もあります。
②社会的な認知度が低い
LLCは、日本ではまったく新しい会社制度なのでLLCという組織形態が認知されるまでに時間がかかることが予想されます。株式会社と比較すると知名度や信用度という点では劣るといえます。
しかし、ある程度時間は必要になるとは思いますが、徐々に社会的な認知度や信頼度もアップしていくはずです。
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